Prologue ー詩ー
あたしの一番好きなスウィーツは
チョコレート
苦味と甘味のハーモニーが
たまらない
苦い味のものを食べたいなぁ……
なんて思う女は
そんなに多くはいないだろうけど
甘いものとなれば
多くの女たちがめっぽう弱い
ほとんど
中毒と言ってもいいぐらいだろう…
甘いものが好き
大好きって言っても
ただただ甘いだけじゃダメなわけで……
それでは
すぐにあきてしまったりする……
味に深みがないからだろうか……
抹茶と和菓子
ブラックコーヒーとスウィーツのように……
チョコレートは
苦味と甘味のハーモニーが楽しめる
あたしにとって
チョコレートは
日々の暮らしのなかで
なくてはならないものとなっている
仕事のある日も休みの日も
どんな日にも必要なもの
こんなあたしは……
チョコレート中毒だろうか……
人生も同じなのかもしれない……
働くことと遊ぶことのように……
苦と楽のハーモニーがあってこそ
充実感を味わうことが
できるのかもしれない……
苦があるからこそ
楽のありがたみが身にしみて
わかるのかもしれない……
休日ばかりで
好きなことだけやってればいいだけの……
そんな日々だけよりも
時には
苦労して
やりたくないようなつらいことも
こなさなければならないような……
そんな日もあった方が
より休日を
自分のやりたいことができる日を
時間を
心から楽しめるような気がする……
楽しみも幸せも
与えられる……っていう
受け身の立場だけじゃなくて
自分自身でも
つくりだしていけるようになれれば
人生は
より充実したものへと
なっていくんだろうなぁ……
苦楽……
この陰と陽のような
苦と楽のバランス
宇宙の法則のような
このバランスが
充実した人生の
カギなのかもしれない……
個人
パートナーシップ
家族
仲間……
すべての人間関係は
苦楽をともにすることによって
より深いものへと
成長していくんだろうなぁ……
そして……
あたしは
時に
人生の苦楽について
思い悩みながらも……
きょうも一日のはじまりに
一粒のチョコレートを食べ
一日のおわりにまた
一粒のチョコレートを食べる……
まいにち同じように食べている……
一日のあいだにも
オヤツとして食べたりもする……
また
あしたもきっと食べるんだろうなぁ……
そして
次の日も
その次の日も……
その次の次の日も……と
可能なかぎりずっと
食べていくだろう……
人生の苦楽の象徴のような
苦味と甘味のハーモニーの味のする
チョコレートを……
まるで……
チョコレート中毒者のように…………


