FREEDOM BOOKS

連載『The Foolish Dragon』

☆ 連載『The Foolish Dragon』☆ ショートストーリー 「世界の”Haruki Murakami”」

〜 世界の"Haruki Murakami"の巻 〜夏が過ぎ、ずいぶんとすごしやすくなった季節——竜之助と龍平が西日の差し込む居間で本を読んでいる。竜之助:おい龍平〜、何読んでんの?龍平 :えっ、あぁ〜、    村上春樹の『海辺のカフカ』。...
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連載小説 『チョコレート中毒』 ー 第D章 ー

その日Dは土曜日でカフェが忙しく残業で帰宅が遅かった家に戻れば明るいはずの部屋は真っ暗だった今日の午後にはカナダからCが戻ると聞いていた——Cがまだ戻っていないのか……それとも疲れて寝てしまったのだろうか……そんなことを考えながらピックアッ...
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連載小説 『チョコレート中毒』 ー 第C章 ー

その日も営業部のCは忙しく時間通りに昼休憩がとれなかったランチタイムが終わっているような時間にわざわざ食べにいく気もおこらず外の景色を眺めることのできる窓辺のひとりがけ用のソファに深々とすわって休んでいるカフェオレとチョコレート・クロワッサ...
連載『The Foolish Dragon』

☆ 連載『The Foolish Dragon』☆ ショートストーリー 「清水家の節分」

〜 清水家の節分の巻 〜 ——これは、まだ竜之助が中学生だったころの話である—— オカルト系ミステリー作家の父は、とてもとても信心深い。父に似て竜之助も、とても信心深い。そして、弟の大虎も、わりと信心深い。人一倍現実的でクールな母だけは、さ...
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連載小説 『チョコレート中毒』 ー 第B章 ー

ー 第B章 ーその日Bは朝早くから農場で働いていたジャガイモの収穫期で忙しいこの時期にはいつも数人のアルバイトたちも一緒に働く人手が足りず旅先のアメリカで出会った日本人も手伝いに来てくれている食べることが大好きでガッチリした体型のBはジャガ...
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連載小説 『チョコレート中毒』 ー 第A章 ー

ー 第A章 ーその日Aは朝からイライラしていたAは同棲していた元カレから別れて半年たつ今でもまだしつこく言い寄られていたそしてなぜか元カレとの別れを知った以前からなれなれしかった職場の上司からたびたび言い寄られるようになっていたその男は妻が...
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連載小説『チョコレート中毒 – A to Z -』 Prologue ー詩ー

Prologue ー詩ーあたしの一番好きなスウィーツはチョコレート苦味と甘味のハーモニーがたまらない苦い味のものを食べたいなぁ……なんて思う女はそんなに多くはいないだろうけど甘いものとなれば多くの女たちがめっぽう弱いほとんど中毒と言ってもい...
連載『The Foolish Dragon』

☆ 連載『The Foolish Dragon』☆ ショートストーリー 「想い出の読書感想文」

〜 想い出の読書感想文の巻 〜楽しかった夏休みもあっという間に終わってしまい——何とか必死で終わらせた夏休みの宿題を無事提出し、ホッと一息ついていたある日の授業中。教室の真ん中の一番前の席には、本人に悪気はないが問題児の竜之助が、いつものよ...